第5話:蓮華の如何わしい噂。

で、当然のように誰かと変態エッチがしたくてしょうがない一平。

その願望はまだピークにまでは達してない。

もしピークまで行ってたら、たぶん性犯罪者で捕まってるかもしれない。

それはヤッちゃいけないことと道徳心と理性でなんとか抑えている。


そこに降ってわいたような蓮華の如何いかがわしい噂。

確かめずのはいられなかった。


「俺の今の相手は蓮華ちゃんしかいないんだ」

「蓮華ちゃんのパンツを脱がすも臭いを嗅ぐのも俺しかいないんだから」


一平の脳ではいつも誰か知らない男と女がエッチしている。

エッチい動画の見過ぎだ。


だけど一平は変態なだけで別に異常なワケじゃない・・・一平の年齢の男なら

それが普通・・・そういう時期なのだ。


むしろ女の子に発情もしなければ興味も示さない男の方がおかしいのだ。

そんな無機質なやつは病院へ行って診てもらうべきだな。


そんな日々の中、一平は蓮華に会いにオカルト研究部に向かった。

例の蓮華の噂を確かめるために・・・。

あれが本当なら蓮華に頼めばエッチの擬似練習させてくれるかもって?・・・。


だけどもし、その噂がただのガセだったら間違いなくセクハラだし、疑った

一平に蓮華の往復のビンタが飛ぶのは目に見えてた。

だけどもし本当のことなら・・・間接的にとはいえ蓮華とエッチの真似事が

できる。


ビンタ覚悟で当たって砕けてみた。


そしたら蓮華はオカルト研究部の部室の机に突っ伏して眠っていた。

近くによってみると・・・寝顔も可愛いし寝息も可愛い。

起きてない時の蓮華は皮肉ったこと言わないからなおさら可愛い。

起こすの可哀想って思ったけど・・・


「蓮華ちゃん・・・れ・ん・げ・ちゅわ〜ん!!」

「寝てるとこ悪いんんですけど、起きてもらえませんか?」


「蓮華?」


俺は蓮華ちゃんの体を揺すった。


「しばくど!!・・・私に断りもなく触るな・・・一平」


「起きてんじゃないですか?誰か分かってんじゃないですか?」


「寝たふりだよ・・・どこに敵が潜んでるか分かんないからな」


「敵って・・・俺は敵じゃないですよ・・・」

「サバンナじゃないですから敵なんかいませんよ・・・」


「うるさい!!」


そう言って蓮華ちゃんは俺を見た。


「私に逆らったら彼氏、彼女の関係解消するからな一平」


「クチ悪いな〜でもだからゾクゾクするんだよな」


「おまえ、Mか?」

「私の時間を邪魔しやがって」

「すいません・・・蓮華ちゃんがあまりに可愛すぎるから見とれてました」


「あ〜私もうそう言う歯の浮いたような言葉は聞き飽きてるの・・・一平、おまえ

他のこと言えないの?」


「俺には可愛いって表現で充分です、それ以上の表現見当たらないし・・・」

「現に蓮華ちゃん可愛いいし・・・入れたいし・・・」


「なんだって?」


「いや、目の中に入れても痛くないって言いたかっただけです」


「あ〜もういいわ・・・一平・・・私に何か用?」


「え?分かるんですか?」


「そのために私を起こしたんだろ?」


「油断も隙もないですね蓮華ちゃん・・・Xメンのプロフェッサーみたいです」


「Xメン?」


「プロフェッサーXです・・・人の心が読めるんです」

「え〜とスタートレックのエンタープライズの館長、ジャン・リュック・ピカード

です・・・知ってます?」


「知ってるわ・・・私オカルト以外にSFも範疇はんちゅうだからな・・・」


「お〜それは新たな発見・・・ますます変態じゃないですか?」


「用ってなに?・・・どうせしょうもないことだと思うけど」


「あの、それがですね・・・って言うか、こんなところで言っていいのかな?」

「そうだ、蓮華ちゃん・・・帰りでいいんで、「たこ焼き屋」えっちゃんに

寄ってたこ焼き食って帰りませんか?俺のオゴりで・・・」

「そこで話しますから・・・」


「まじ?・・・イクイク・・・私、あそこのタコ星人が乗ってるたこ焼き大好き」


「俺も大好きです・・・蓮華ちゃんのほうがもっともっと好きですけど・・・」


「はいはい・・・」


「蓮華ちゃんの存在が俺をロマンチストにさせるんです」


「言ってろ」


つづく。







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