第12話 紹興酒
~居酒屋~
佐藤「これキッツい……何すか、この酒」
川岸「はははは。佐藤に紹興酒は、まだ早かったか」
姫路「お砂糖を入れると美味しいって、何かで聞いたことがあるわ」
佐藤「へぇ。でもさすがに居酒屋で砂糖だけ注文って出来なくないですか? 卓上にもないですし」
富沢「俺のお勧めは、梅酒割りやね」
佐藤「え? 酒を酒で割るんですか?」
富沢「美味いんよ。とろりとした紹興酒が、梅酒の酸味をまろやかにしてくれる。紹興酒の臭みも、梅酒のフルーティさで緩和されるし」
川岸「どうせ飲み放題なんだし、とりあえず頼んでみたらどうだ?」
佐藤「そうですね。すみませーん。梅酒ください。……え?『グラス交換制だからダメ』って?」
姫路「ああ、そっか。仕方ないね」
富沢「ちょっと待っててな。俺のグラス空くわ。そしたら佐藤の紹興酒と、俺の梅酒を半々にして二人で飲も」
佐藤「富沢さん、ありがとうございます」
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