第3話 プロテイン

~駐車場~


川岸「お、佐藤。プロテインか?」


佐藤「はい。トレーニング後30分以内にタンパク質を補給しないと、効果が薄れるので」


富沢「真面目やねぇ。ま、ええけど」


佐藤「富沢さんはプロテイン持ち歩いてないんですか?」


富沢「せやな。昔は使ってたけど、今はええわ。体鍛えるのも限界あるし、何よりボトルが邪魔やねん」


姫路「富沢さんのエアロフレーム、カッコいいもんね」


佐藤「そりゃたしかに、余計なものを乗せたくないっすよね」


川岸「俺はタンパク質より、炭水化物を補給したいな。腹減っちまった。ラーメンでも食いに行かね?」


佐藤「太りますよ?」


川岸「構わねぇよ。その分また走ればいいだろ。な?」


富沢「しゃーないなぁ。行こか」


姫路「富沢さんのおごりなら」


佐藤「……プロテイン、やめようかな」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る