第7話 初の魔物と対決!

ゴブリンと睨み合って約2分が経過した。

まともな武器も持たない俺は目の前の状況に少し戸惑う。


(スキル…予感、、確かにこれは上手い事使えば強い)


ーーしかしそれはあくまでサポート的なスキル。

まともな戦闘スキルじゃないのだ


(しかも…この予感スキルは間違って使ったら頭痛が激しくなる……)


「ごぶぶぅぅぅぅ!!」


ゴブリンは痺れを切らしたのか弓矢を使い俺に向かって矢を放つ。


「チッ……!?」


ギリギリで矢を躱すが、、中々厳しい……

この状況を打破するにはどうしたら…


(一か八か……このスキルを)


〈創造の賜り〉


今の俺では【スキル:創造の賜り】は

手の平かそれに対応できる魔力分しか作れない。


だから………!!


イメージしろ!魔力をあまり使わず今作れる物を


「これが今の俺だ!!」


ビュン!!!!


俺は勢い良く〈創造の賜り〉で作り出した矢を投げた。


「ゴブゥゥゥ!!」


グザッ!


「ゴ、、、ブゥ………」


頭に矢が刺さってしまったゴブリンはそのまま

悶えながら後ろに倒れてしまった


「流石…生命力は高いな」


こいつはモンスターなんだ……躊躇うな

そう思った俺は落ちてあった石ころを持った


(覚悟を決めろ…ここは異世界だ!)


覚悟を振り絞って…俺は石ころをゴブリンに向けて振り下ろす。


その時…頭の中に聞き慣れた音楽とウィンドが現れた。


«レベルアップしました»


(お?レベルアップが完了したのか)


とりあえず先に確認をしないとだな……。


「ステータス」


【ステータス】

名前 : 久世 凛

Lv:3

魔力数 : 980/1250

体力 : 160/160

俊敏性:5(制限済み) 攻撃力:4

知力:7 運:20

【スキル一覧】

〈創造の賜り〉〈記憶の片鱗〉〈小さな導き手〉

〈逆境の力〉〈予感〉


「お!少しだけどレベルアップしたのか」


確かにレベルアップはしたが…あくまで少しだけ


「まぁ確かにゴブリンだしなぁ当たり前か」


少しガッカリしてしまった。

ゴブリンとは言えど俺にとったら強敵だったし。


〈予感〉


その時…何やら〈予感〉が発動してしまった。

何かが来る!?


「「「ゴブゥゥゥゥ!!!!!!」」」


「まじかよ!?」


草むらから出てきたモンスターはゴブリンの集団だった。


「くっ!?」


ゴブリンは次々と出てきては俺に向かって弓矢を放ってくる。


(またさっきと同じ方法で殺る!)


「うぉら!」


「ゴブゥ!」


バタン


俺の作った創造魔法で1体のゴブリンを倒す。

さぁ……このままレベルアップだ!


ゴブリンは合計約10体!さっき一体倒したから

残りは9体だ!


「ステータス」


【ステータス】

名前 : 久世 凛

Lv:3

魔力数 : 910/1250

体力 : 160/160

俊敏性:5(制限済み) 攻撃力:4

知力:7 運:20

【スキル一覧】

〈創造の賜り〉〈記憶の片鱗〉〈小さな導き手〉

〈逆境の力〉〈予感〉


この魔力使用量なら大丈夫だ!

もっともっと矢を作ってやる


手の平に大量の矢を創造魔法で作る

ーーそして一気に投げる!


「うぉら!!」


「「ゴブゥ!」」


今ので一気に4体のゴブリンを倒す!

残り5体……


«レベルアップしました»

«レベルアップしました»

«レベルアップしました»


「うおおおおおおお!!!」


「「「「ゴブゥ!!!!」」」」


かなりの魔力を使ったはずだ。

だいぶ疲れた……いや緊張疲れか?


ーーしかし見事全てのゴブリンの退治が終わった


(まじで疲れた……にしてもLv3だからか?レベルアップもだいぶしたはずだ)


「ステータス」


【ステータス】

名前 : 久世 凛

Lv:6

魔力数 : 910/1580

体力 : 150/175

俊敏性:5(制限済み) 攻撃力:24

知力:10 運:20

【スキル一覧】

〈創造の賜り〉〈記憶の片鱗〉〈小さな導き手〉

〈逆境の力〉〈予感〉


うお!?マジか…3レベだけじゃなく攻撃力やその他諸々が強くなってる……!


これなら一人でもダンジョンやこの森でも暮らしていけそうだ。


「さてと……この調子でレベルアップしていくか」


















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