第6話 魔の森
さてと……今日は改めてスキル確認も含め俺が今出来る事を知っとかなければならない。
昨日見ていたスキル確認…朝起きて見てみると
〈逆境の力〉によって能力値の一部が制限します
って書いてあるんだよな……
「制限されなくても弱いのに…さらに弱くなるって、、やっぱハズレなのかぁ」
普通にガッカリしてしまった。
普通漫画とかアニメだと弱い奴は実は強い!みたいな?感じあったりするのに……
(まぁとりあえずは…ステータスだな)
【ステータス】
名前 : 久世 凛
Lv:1
魔力数 : 1200/1200
体力 : 150/150
俊敏性:5(制限済み) 攻撃力:2
知力:5 運:20
【スキル一覧】
〈創造の賜り〉〈記憶の片鱗〉〈小さな導き手〉
〈逆境の力〉〈予感〉
まずはレベルアップなんだけど…今の段階だと
魔法すら覚えれてないんだよな…
その時…視界に入った木の枝を見つけ拾った。
素手よりまだマシだ。
「さてと……モンスターを探さないとな」
こうして俺はモンスターを探す為に森の奥へ入る
ーーしかし問題なのがどう戦うかだ。
〈創造の賜り〉
は刃物程度の物しかまだ作れないし
〈記憶の片鱗〉
は記憶を辿るだけのスキル…
〈小さな導き手〉
は精霊?を呼び出すスキルだし
〈逆境の力〉
は能力値を制限されるし……
〈予感〉
は出来事を予測出来るだけみたいだし
ん?ってか待てよ……
俺はある事を思ってしまった
(小さな導き手って精霊を呼び出すんだよな…)
精霊……つまり弱小だけども魔法が使えるかも?しれないのだ。
「スキル発動!」
「………」
何も起こらなかった。
(あれ?おかしいな…どうやって発動するんだ?)
「スキル!」
違う
「カモン!スキル!」
違う!
「小さな導き手」
ブゥゥゥン
音と同時にウィンド画面が現れた。
〈使役できる精霊がいません〉
「使役できる精霊?がいませんか」
もっと細かく出来ないのか?
ーー適当に押してみる。
〈指定範囲10m以内には存在しません〉
「うお、、なんか出た」
(指定範囲内にはいませんか…そりゃ、、そうだよな)
「うごぉぉぉぉ!」
「ぎゃゃゃあぁぁぁぁ」
(既にもう怖いもん……)
にしても…ほんっと!!役に立つ物が無いな!!
まだ使えるのが…これだけか?
〈予感〉〈創造の賜り〉ぐらいか?
ーーしかし戦闘スキルではないし。
「予感」
その時ーー頭に頭痛のような物が走った。
「うっ……ズキズキする……」
これは一人の時は…使ったら駄目だな。
その時ーー俺の思考にとあるものが走った。
「予感……これは凄いや」
デメリットはかなりでかい、、しかしメリットもでかいのだ。
「ったくこれを使いこなせか……」
ビュン!
素早く風を切る音が聞こえてくる。
その瞬間、俺の目の前には矢が飛んできた。
ーーしかし俺は避ける。
「これが予感の使い方…か」
所詮は【予感】だがそれでも予知が当たるのは
今ので分かった。
先程の予感は死の予感……だった。
「ごぶぅ……」
すると草むらからゴブリンが現れた。
見た目は小さいがその分速い。
「さてと…どう戦うべきか……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます