第52話

服屋を出てまたショッピングモールをブラブラして途中見たいお店に寄ったりしているとあっという間に外は暗くなっていた



「そろそろ帰るぞ」


私の手を引きながら歩く星夜が言った


「そうですね。車呼びます」


奏弥はスマホを取り出してどこかに電話をかけてすぐポケットにしまった



「こんなにいっぱい買ってもらってよかったの?なんか私が選んだ服以外にもいろいろあるみたいだけど」


私が見つめる視線の先には悠が両手いっぱいに持っているショッピングバッグにある


これ、トータルでいくらしたのだろうか?



私は買ってもらうのが申し訳なくてレース生地で作られたトップスを買ってもらうことにしたのだが星夜が少ないとか言い出しあれよこれよと大量に買ってしまった




しかも支払いは普通の人では持てないブラックカードで払ってた



で、私の服と千夏の服の荷物を悠が罰として持たされている



「別にいい。半分は倉庫に置いとけばいい」


「倉庫に?」


「あぁ。倉庫に置いとけばいつでも着替えられるし便利だろ?」



「んー、わかった。じゃあ半分は倉庫に置いておくね。今日は沢山買ってくれてありがと」


星夜にお礼を言ってすこしでも感謝が伝わるように星夜の手を握る



星夜もそれに答えて恋人繋ぎにしてくれた


「あぁ。」



そんなこんなでたわいもない会話をして5分くらいして迎えの車が来ていつも通り私を家に送ってくれた星夜やみんなと別れた

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