第51話

「星空病院」



星夜があっけらかんと答えた


「それってー、もしかしてもしかしなくても私が行ってるとこかな?」


引き攣りそうな顔をなんとか抑えながら星夜に聞いてみると


「だな。間違いなくそこで合ってる」


「えっ。ほ、ほんとにあそこの病院の息子なの?」


「あぁ。」



その言葉に私は固まってしまう


「てことは院長の息子なの?」


「だな。」



「な、なんで今まで黙ってたの?!初めて聞いたけど!」


「なんでって……。聞かれなかったし今言ったから聞いてなくて当たり前だ」


迷わず即答する星夜にめまいがして倒れそうになる



「そーいうことなので気にせず買い物するといいですよ。千夏さんはもう選びに行っていますし」


奏弥が言って指さした方向にはウキウキと高級な服を手に取り悩んでる千夏がいた



これはもう何を言っても引かないだろうとここ数日で学んだ私は大人しく服を選びに行くことにした


30分くらい服屋にいて服を選び服屋を後にした

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