第49話
奏弥が俺らの分を買いに行ってる間に悠や他のみんなもそれぞれ買いに行き俺らだけになった
「友莉香、平気か?」
「んー。今は平気じゃないけど、すぐ良くなるよ」
「しんどいなら帰ってもいんだぞ?」
「大丈夫だよ。私もみんなとの買い物楽しみにしてたからまだ皆といたいの。」
友莉香は結構頑固なとこあるからなー
「わかったよ。けど無理ならちゃんと言えよ?それで倒れて入院なんてなったら今度から連れて来れなくなるからな?」
「えー、なにそれ」
冗談だと思ってるのかクスクス笑ってる
「ばーか。本気だからな?」
「分かってるわよ。無理はしないししんどかったらちゃんと星夜に言うから。ね?」
こてんと効果音がつきそうな感じで首を傾げて言うから
「ったく。俺も友莉香には逆らえねぇな」
「ふふっ」
笑ってる友莉香の頬にキスをしてやる
すると、笑ってた顔は今度は真っ赤に染まった
「な、なに今の」
「友莉香が可愛くてついな?」
「もうっ!誰かに見られたらどうすんのよ」
「いんじゃねぇの?」
「まったく!でもやられてばっかも嫌だから」
そう言うと俺の頬に友莉香がキスをした
「仕返し」
と言ってべーっと舌を出した
「あんま可愛いことしてると襲うぞ?」
「はい?こんなとこで盛んないでよ」
「友莉香が可愛すぎるのがわりぃ」
「なにそれ、ふふふ」
しばらく微笑みあってイチャイチャしてると
「んん!あの、おふたりさん?あんま公共の場でイチャイチャするのはやめましょう。」
声のした方に視線を向けると飯を買いに行ってたメンバー全員揃っていた
「ちっ」
せっかくいい雰囲気だったのに邪魔されたことについ舌打ちがこぼれる
「あっ!ごめんごめん。」
「さっきも言ったけどPTOを考えようよ。」
「俺には関係ないって言ったろ」
千夏と俺の言い合いがはじまりそうになると
「まぁまぁ。今のは私たちが悪いし、とりあえず奏弥が買ってきてくれたご飯食べようよ。冷めるよ?」
「だな。とりあえずお前ら座れ」
俺の声でそれぞれ席につき奏弥は買ってきてくれたうどんと俺の飯を目の前に置いた
俺は膝の上の友莉香を隣におろした
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