第33話

空き教室に入ると教室には屋上に置いてあったソファーが1人がけ用のソファーが奥に1つあり、その手前側に2人がけか3人がけ用のソファーがあった


星夜は私の腰を抱いたまま奥の1人がけ用のソファーに座りやはり足の間に私を入れて抱きしめた



千夏や達也たちもソファーにそれぞれ腰掛けた




「ねぇ、授業は?」


「あ?あー、俺ら流星はテストをちゃんと受けて授業は何回か顔出せばいいんだよ。」


「へー、便利ね?けど私は?」


「友莉香も姫だから該当者になる。だから心配すんな」


「わかった」



私と星夜でそんな会話をしていると


「友莉香さんは学校の成績はどんな感じなのですか?」


「成績?んー、悪くはないと思うけど、、、」



私が奏弥の質問に悩んでいると



「友莉香めっちゃ成績いいじゃん!中学の時はずっと学年1位だったし!」


「だな」



千夏と達也が口を出てきた


それには千夏と達也以外の全員が驚いていた


「それは凄いですね。星夜と同じくらい頭がいいということですね」


「そんなにすごい?」



「わぁー、星夜みたいなこと言ってるー」


陸が可愛く顔を膨らませている


「以前星夜も同じことをいっていたんですよ。それくらいできて当たり前だと」


「うん。私もそう思う」



「まぁ、バカが増えなくて何よりです。バカはここにいる2人だけで十分ですからね」


奏弥がそういうと


「「誰のこと!?」」


バカ2人(千夏と悠)が仲良くハモった


そんな光景を見ながら私は胸に違和感を覚え始めた



「いったぃ」


これは心臓の発作が出てしまった


余りの痛さに胸を抑える



「友莉香?発作か?」


私の異変をいち早く察した星夜が問いかけた


私は痛さで声を出せないので代わりに頷いた


それを見た星矢は私を一旦持ち上げ、膝の上に横抱きにして背中を摩ってくれた



「奏弥薬持ってこい。後水も」


「分かりました」

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