第32話

車は学校の校門前に止められて私以外のみんなが先に降り星夜も車から降りた


星夜が降りる前も他の人が降りたことで歓声が上がっていたが星夜が降りた途端もっと歓声が激しくなった。




星夜はそんなことお構いなく、車の方に向き直り私に手を差し出した。



「友莉香こい」


私はその手を掴んで車を降りた




「星夜様が女の手を!?」


「いやぁぁぁー、星夜さまぁ!」



私はその声に顔をしかめる


「どうした友莉香?」



星夜は当たり前のようにごく自然に私の腰を抱いて顔を傾げる



「いや、女たちの声がうるさくて」


「あぁ、まぁ気にするだけ無駄だな。行くぞ」


「だよね。うん」




私は星夜の意見が最もだと思って頷いて星夜と私が先頭を歩き、その後ろを奏弥や千夏たちが着いてくる



そして、向かったのは教室、、、ではなくて4階にある空き教室

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る