第30話

帰りも行きと同じようにリムジンに乗って家まで送ってもらった



家の前で何故か星夜も降りてくると




「明日からは迎えも来るから」


「え?迎えも?」


「これからは行きも帰りも1人では出歩けれねぇからな」


そこまでしなくてもとは思ったけど私を守るためだろうから素直に返事をした


「分かった」


「ん。着いたら連絡すっから」


そう言うと私の額にちゅっとキスをして車へと乗り込んだ


そしてあっという間に車は来た道へと帰って行った




恋愛にまったく免疫のない私は顔を真っ赤にして



「何するのよっ」


とブツブツ言いながらもキスをされた額を抑えながら家に入った



家に入ってまずはシャワーを浴びそれから薬を飲んでからある一室に入った


その部屋は畳で部屋の奥には両親の遺影が置いてある



両親の遺影に手を合わせて



「ぱぱ、まま。ただいま。今日ね千夏と達也の仲間に会ったんだ。すっごく優しい人たちで暖かかったよ。今度ぱぱ、とままにも合わせてあげたいな。じゃあ、今日はもう寝るね。おやすみなさい。」



ぱぱとままに今日の話を夜して寝るのが私の日課

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