第23話

「ふっ。友莉香頭をあげろ」


星夜がそう言ってくれたけど申しわけなくて頭を上げられなかった



「別にいい。前はそう思ってたとしても今は違うって分かってくれたんだろ?」



星夜の問いかけに今度は頭をあげてもちろんだっという意味を込めて大きく頷いた



「ふっ。ならいい。それから忘れるな。ここは友莉香にとってあったけぇ場所なんだろ?だったらここは友莉香にとっての居場所だ。何があっても友莉香が帰る場所はここだ。分かったな?」


「うん。わかった。ありがとう。」


それからまたみんなに頭をさげて





「これから、みんなにたくさん迷惑かけちゃうと思うけどよろしくお願いします。」


そう言って頭をあげるとみんな笑って頷いてくれた




「さて、友莉香さんのご病気のことに関して詳しく教えていただきたいのですがよろしいですか?私どもも病気のことについて知っておけば緊急事態にも対応できると思いますので。」



「あ、うん。激しい運動とかしなければ普通に生活できるよ。病院は月に1度検査を受けに行かなきゃならないの。それからさっき飲んでた薬を毎回食後に飲まなきゃならない。んで、もし発作が出たらこの薬を飲ませてくれれば少ししたら収まるから。」



そう説明してから城田奏弥に発作を止める薬を渡した

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る