第24話

「わかりました。では、この薬はここの引き出しのところに入れておきますから皆さん、友莉香さんがもし発作を起こしたら飲ませてあげてください」



城田奏弥がそう言うとみんなが頷く



「あ、そういえばちゃんとした自己紹介がまだでしたよね。俺は副総長の城田奏弥です。あ、ちなみにみんな呼び捨てでかまいませんので」



「わかった」



「僕は相川陸だよ!よろしくね、友莉香ちゃん!」


か、可愛い



「俺様は藤堂悠だ!よろしくな!」


あー、いつも千夏とバカやってるやつね……



「おい!今なんか失礼なこと考えたろ!」



ぎくっ


バカそうな頭して意外と鋭い


私はなんとかごまかそうとして



「つ、次は?」


「ちっ」



悠が舌打ちしてるけど無視だ無視



「総長の星夜だ」



まだ私を後ろから抱きしめてる星夜が言った





「と、いうことです。友莉香さん、覚えましたか?」



「えぇ。なんとかね。一応私も自己紹介しておくわ。本条友莉香。さっきもいったけどよろしくね。」



「これで、友莉香もやっと仲間ができたね!」


「そうね。千夏と達哉のおかげよ。ありがとう」


「幼なじみだし、親友なんだから当たり前!」

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