第20話

私がそう返事をすると



陸、悠、奏弥、達也、千夏の順で言ってくれた



星夜はなにも言わなかったけどただただ頭を撫でていてくれた


まるで、安心しろとでも言うように




その手のぬくもりに安心して私は星夜に背中を預けた




「では、下の奴らも待っていると思うので行きましょうか?」


しばらくすると奏弥が私にそう言った



「行くって?」


「下の奴らに姫ができたことを言わなければなりません。そして、下の奴らに友莉香さんから挨拶をしていただきたいのです」



「んー、分かった」


「いくぞ」



その言葉を聞いてみんないっせいに立ち上がった


私は星夜に手を握られているので必然的に一緒に行くことになる



「みんな、今日みんなに集まってもらったのは報告があるからだ。今日ここで発表する。姫ができた」



「えっ。姫?」


「まじかよ!あの星夜さんに彼女ができたのか?」


「そーいや、さっき星夜さんと一緒に入ってきた人いたよな?」


「たしかに!」



星夜が姫ができたことを報告すると、下のみんなは思い思いのことを口にする


「友莉香。来い」


そんな下の子たちはさておき呼ばれたので星夜の隣にいった


隣にいくとまた星夜が私の腰を抱いた


するとみんな信じられないといった目でわたし達を見る



「まじかよ…。あの星夜さんが女の腰に手をあててるぞ!」

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