第18話

「は〜。まったくそれくらい離してあげればいいのに」



千夏もそういうが星夜は聞く耳をもとうとしない




「独占欲強いわね」



独占欲??



何言ってるのか全然分からないわ






「うるせぇ」



二人がそんな会話をよそに私は薬を飲んだ




「そーいえば、星夜。あの話しなくていいの?」



「ん?あー、そうだったな。友莉香。」


「なに?」


千夏がそう言うと星夜が思いついたように私の名前を呼んだ


「なに?」



「お前姫になれよ」



なんの話かと思い聞いていたがそんな話だと思ってなかった私はぽかんとしてしまった




「は?なんで?」



「それは俺が説明しましょう」



当たり前の質問をするが星夜は答える気配がないので仕方なくといった感じで奏弥が説明してくれた




「まず主な理由としては、星夜があなたを気に入ったからです。二つ目は敵の族にここに入るあなたを見られました。それも星夜に腰を抱かれていましたから敵の奴らは友莉香を姫だと確信しているでしょうね」




待って、もう意味のわからないことだらけで訳が分らない


まず星夜が私を気に入ったってどーゆうこと?




それに敵に見られて姫だと思われてるなんて………

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