第5話

そして、教室に向かって歩いていると



「達也!はよ!」




後ろから声がした



それは、流星の幹部たちと総長だった




あー、だから後ろがうるさかったわけね



「あっ!陸じゃん!おはよー!」




「おー、千夏はよー!」



「おはようございます。達也、千夏さん」



「相変わらずの敬語ねー。奏弥ー」


「千夏さんこそ相変わらずお元気なようで?」



「まぁね!」


「ところで、そちらの方は?」



「あっ!この子私たちの幼なじみで親友の友莉香だよ!」



なにやら千夏が勝手に紹介し始めたので仕方なく彼らの方に向き合い頭を下げた



「どーも。友莉香です。千夏、先教室に行ってる」



「はいはーい。了解!」




その声を聞いて私は彼らに背を向けて歩き出した



後ろで総長が見ているとも知らずに

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