第2話

 翌日。

「なんか噂になってますけど、どうやら法王が起こした秘蹟ってことになりそうっすね~」

 相変わらず無礼千万な騎士見習いの青年が、入室とほぼ同時にそう言い放った。

 採光窓から柔らかい光の入る書斎。そこは黒の大神官ラウルが聖都の市中に構えている私邸だった。

 続いて入室してきた部屋の主、ラウルが挨拶に名乗りに作法にと片手では足りないくらいの小言を彼に授けようとしたところで――

「それが妥当だろうね」

 ラウルを制してルジェの言葉に応じたのは、白の大神官、ユリウスだった。

「いやー、やっぱり何度見ても違和感がすごいっすね」

 書斎の隅にあった小さな椅子に、ユリウスは行儀よく座っていた。つい昨日まで白髪の老翁だったはずの彼は、今は二十歳手前のルジェと同じくらいの年齢の青年の姿となっている。

 銀の髪に、空色の瞳。神官というよりは線の細い貴公子のごとき容貌の彼は、しかし穏やかな所作や落ち着いた語り口は以前と変わらない。

 変容するのを目の当たりにしていたラウル達はかろうじて、この若き青年が白の大神官ユリウスであることを認識できているが、彼のことをよく知らぬ者が見れば、間違いなく白の大神官であるとは理解できないだろう。

「自分でもそう思うよ。水や鏡に自分が映っても自分だと思えなくてね……声も、なんだか自分のものではないみたいで」

 以前と変わらぬ落ち着いた抑揚ではあるが、声そのものも若々しい。目の前に指を掲げて見つめるユリウス。皺もしみもすっかりなくなり、ただ白くて滑らかな肌がそこにある。

「……お二人の処遇について、元老の方で長く協議が続いています」

 ラウルが痛みを堪えるような顔で告げる。 

「秘蹟が起きちゃいましたもんねえ。何でしたっけ、百年ぶり?」

「前回は四代前の法王が起こしたと言われているね。

 秘蹟については……このような姿になったことはともかく、カリスト……法王猊下がご無事で何よりだ。手柄がほしいわけではないし、波風の立たない形に落着してくれればそれで良いのだけれど」

 一番の当事者であるユリウスの落ち着きぶりに、ルジェがほうと息をついた。

「無欲だなあ。せっかく秘蹟を起こしたんだからそれこそ法王の座とか狙ってけばいいのに。ユリウス様って若い頃からそんなだったんですねえ」

「いいや、」

 ふいに、部屋の奥から野太い声が飛んでくる。

「そいつ、昔はそんな柳腰の搦め手野郎じゃなかったぜ」

 質実を是とする僧坊の中で、声の主は強烈な違和を放っていた。刈り込んだ真っ赤な髪に、隆々とした体躯。座していた彼が立ち上がると、天井に頭をぶつけそうなほどの長身が顕になる。

「ども。顧問もお元気そうすね」

「おうよ」

 こちらもルジェと変わらない年齢の姿となっているのは、ユリウスの長年の連れ合い、神殿騎士団の特別顧問を務めているアレックスだった。

 

 

 昨日、法話会の最中にバルコニーから転落し、秘蹟の光で無事に生還した二人。春の尖塔から無傷で地面にまで降りられたのに加え、彼らが『若い頃の姿になってしまった』ことでアルカラル聖堂内では大混乱が起きていた。

 若返ってしまったことが発覚した直後、いち早くラウルが手を回して自身の私邸に匿っているものの、今後元老会によりどういった決定がくだされるのかは全くの未知数だった。

 大聖堂は建立より百年ほどが経過している。バルコニーの崩落の原因の調査、四季の尖塔を始め聖堂の他の箇所の安全の確認など、すべきことが山積していくというのに、秘蹟という眩しすぎる事象が人々の目を灼いてしまい、厳粛に迅速に行われるべきそれらの作業がどれも捗っていなかった。

 神樹祭そのものは、本来の予定とは随分とかけ離れた形で進んだものの、大成功と言わざるをえなかった。何せ、秘蹟という一生かけても見られないかもしれない地底樹の神威の顕現を、大勢の信徒が目撃したのだ。信仰の気持ちを新たにして、国へ帰ってから家族へ、友人へとこの話を広め、地底樹信仰の枝葉をさらに伸ばしていくことだろう。



 立ち上がったアレックスはずかずかと歩き、ユリウスの肩にぽんと大きな手のひらを置く。

「昔のこいつはな、気持ち悪いくらい真面目で潔癖で、あと堅物で融通が効かなくて、それはそれは面白かったんだぜ」

「アレク。昔の話は……」

「いいじゃねえか、お前ェがうまく立ち回るために神官に根回ししたいってんなら止めはしねぇが、何にもするつもりがねんだろ?」

「それはそうだけれど」

 眉尻を下げ、見るもの誰もが心を痛めてしまうようなユリウスの困り顔を、アレックスは何事もなかったかのように受け流して笑う。

「じゃあ、こうしてラウル坊やの部屋でじっとしてるだけなんだ。暇つぶしくらいにはなんだろ。聞かせてやるよ。俺とこいつの馴れ初めってやつを」

「ひゅーひゅー」

 ぱちぱちと手を叩いて無邪気に喜ぶのはルジェ。

 横のラウルはいささか困った表情をしているものの、アレクの言を止めるつもりは無いようだった。

 そうして即席で一つの卓を囲んで四人が席についた。

 昨日までは若者一人に壮年が一人、老人が二人だった集まりが、今は若者三人に壮年が一人。お互いに違和感を堪えつつの着席となった。

 ワクワク顔をしているのはルジェ一人のみ。ユリウスは諦めたように苦笑し、ラウルは他のことを考え始めたのか、気難しそうに中空を睨んでいる。

 そんな中で、アレックスは興行主のごとく大げさな仕草で一礼をしてから、張りのある声で語り始めた。

「こいつと俺が出会ったのはな、五十年も前のことさ――」



 ◆

 

 五十年前のこと。


 春の盛りが過ぎ、次第に夏の気配が増していく頃。

 アレックスは聖都レピエステのあるエスレーヤ王国の隣国、シュレーフェン王国で流しの用心棒などをこなして暮らしていた。三年ほど前、十六の頃に郷里を飛び出し、度胸と腕っぷしだけを頼りにして何とか独り立ちしたところだった。

 いまは当面の仕事としてあてにしていた馴染みの行商が王都に寄らないことになり、合流できなかったことから暇を持て余しているところだった。

 シュレーフェンではちょうど国主の交代劇があった。一見すると王の戴冠で祝賀の雰囲気に満ちている王都は、しかしところどころで歪なほつれを見せていた。

 原因は、先王の崩御の後、有力な後ろ盾を持たない第一王子を放逐し、戴冠したのが第二王子であったこと。

 隊商がシュレーフェンに寄らないことになったのも、この情勢のためだろう。今後自体がどう転ぶかはっきりしないため、賢い選択ではあった。

 とはいえアレックスの路銀はすでに残り少なってきたため、食うものに困る前に何かしらの仕事を見つける必要があった。

 そうして用心棒を求めている隊商でもいないものかと王都の外縁をふらついているとき――アレックスは一生涯をかけて護る相手を見つけることとなるのだった。

 

 

 王都外縁。隊商向けの宿などが立ち並ぶ一角。

 隊商自体はいくつか見かけたものの、どこも歴戦の用心棒を抱えており若造のアレックスを雇い入れてくれそうにはなかった。

 そうして適当にぶらついている間に暗くなり始め、ひとまず今日は諦めて翌日に賭けるしかないか――そんなことを考えながら宿へ戻ろうとしていた、そのとき。

「ガイエル様!」

 甲高い男の叫び声がした。

 何事かと思い声のした方を見やると、石畳の先、路地の片隅で若い男が誰かに覆いかぶさって庇っているところだった。

 直後、ブゥンと耳障りな音も聞こえてくる。

 アレックスはその音に心当たりがあった。攻撃的な蜂の羽音だ。この季節には世代交代による巣の移動があり、市中でも水場の近くなどでよく偵察している個体が見られる。

 若い男が庇っているのは、老人だった。

 旅装をしているものの、被っている帽子が聖職者のものだ。さしずめ高位の聖職者とそのお供といったところだろうか。

 男は老人を庇うだけで反撃するつもりがないのか、これから襲い来る痛みに耐えるかのように身を固くしている。ただ刺されるのを待つようなその佇まいが、妙に気に障った。

 アレックスは駆け寄り、男の下、蹲っている老人の頭から帽子を剥ぎ取る。艷やかな生地に美しい意匠の施された、いかにも上等なものだった。

「借りるぞ」

「へ、」

 顔を上げて呆気に取られる若い男にそれ以上説明せず、アレックスはその帽子を振り回し、近くを飛んでいた蜂をその中に捕らえる。すかさずそれを地面に叩きつけ――踵で踏みにじった。

 羽音が止む。静寂が訪れる。 

「済んだぜ。怪我は無ェか?」

「な、な……っ」

 振り向くと、顔を上げた若い男が蒼白になっていた。アレックスと同じくらいの年頃だろうか、上品なかんばせが台無しになるほど、目と口を大きく開いて、アレックスと、アレックスの踏みにじった帽子を交互に見ている。

「なんてことを……」

「あ?」

 その顔には感謝どころか、次第に怒りの色が浮かんでくる。

「それは……ガイエル様の、黒の大神官の聖帽だ。きさま、なんと不敬であるか、」

「あんだよ、助けねえほうが良かったか?」

 鼻白む男がかっとなって言い返す直前、すっと腕をもたげたのは彼の下に庇われていた老人だった。

「落ち着きなさい、ユリウス」

「で、でも……ガイエル様の……」

「仕方ありません。我々を助けるために為されたことでしょう」

 ガイエルという老人は、ゆっくりと立ち上がる。そしてゆっくりと指を組み、アレックスに向かって頭を下げてきた。

「助けていただき、感謝いたします」

「どういたしまして。

 つうか、ブンブン鳴らして目の前を飛んでる間は威嚇だから、さっさと走って見えなくなるまで逃げりゃいいんだよ」

「……!?」

 帽子を拾って何とか形を戻そうとしていた男が息を呑む。

「おい、もしかして、知らなかったのかよ」

 ユリウスと呼ばれたその銀髪をした男の白い頬が、今度は羞恥で赤く染まっていくところだった。

「お前、ご老人を命がけで護ったつもりだったのか。走って逃げてりゃこんなことにならねえのに。その帽子だって」

「せ、聖帽はおまえが踏まなければこんなことには、」

 顔を真赤にしたユリウスが、目に涙すら滲ませて抗弁しようとするが、再度、ガイエルの腕で遮らえる。

「よしなさい、ユリウス」

「…………はい」

 ガイエルという老人が嗜めると、火がついたように怒っていたユリウスはまるで冷水を浴びせられたかのように萎み、大人しくなる。

 ガイエル老人は再度アレックスに向かいどこかの宗派の礼をした後、アレックスを見上げて改めて口を開いた。

「危ないところを救っていただき、感謝いたします。お見かけしたところ、警護の仕事などをされている方でしょうか。お名前を伺ってもよろしいか」

「アレックスだが」

 そこまで聞いたユリウスが、アレックスを指さしてきゃんきゃんと吠えだす。

「ガイエル様、まさかこんな下郎に頼るのですか!?」

「下郎ときたかよ」

 助けてやった相手にそこまで言われる筋合いはない。そろそろ一発くらい小突いておくべきかとアレックスが拳を握り込んだところで、

「申し訳ありません。部下の無礼をどうかお許しいただきたい」

 再度の礼。深々と、頭を垂れるガイエル老人。それが自分のためであることをようやく察したユリウスが、不本意そうな眼差しではあったが黙って引き下がった。

「我々は西のレピエステ、アルカラル大聖堂から参りました。

わけあって護衛を務めていただける方を探しておりました……」

「そんな偉そうな神官サマなら、ここの分院を頼ればいいんじゃねえの」

 地底樹信仰、アルカラル教は大陸西部のエスレーヤ王国を中心に、大陸で最も広まっている信仰だった。

 この地面のずっと下に地底樹、アルカラルと呼ばれる巨大な樹木が植わっており、その幾千もの枝が地表にまで届き、神威を与えてくれるのだという。地底樹の力を根を通して地上に広めるための神樹の苗を、大陸の各地に届け育むこと目的として、神官が大陸中を巡礼している。アレックスも隊商の用心棒をしているときに幾度か巡礼中のアルカラルの神官を見かけたことがあった。

 このシュレーフェン国内にもいくつか聖堂があり、本国の神官の巡礼であればそちらを頼れば厚遇を受けることができるはずだった。

 神殿騎士といって、大陸中に神樹の苗を植える巡礼に出る神官を護衛する専門の騎士などもおり、わざわざアレックスのような下郎に頭を下げて頼む必要などないはずだった。

「事情が、ございます。ただし、話を聞いたからには受けていただきたく」

「おいおい、そんな条件でほいほい受けろってのか」

「……ガイエル様、やはり、この者には任せられません」

 アレックスが色よい返事をしそうにないと見たユリウスがガイエルの耳元で囁く。大人しくしているとまるで貴公子のごとく麗しいかんばせをしているが、アレックスを横目で見るその眼差しには嫌悪と軽蔑のようなものが混じっている。

 まるで、自分がとってもおきれいで清らかで、こちらは汚いとでも言わんばかりの眼差し――また、妙に気に障った。

 こいつをギャフンと言わせてやりてえな。そんな考えが浮かび、そして奇遇にも、目の前にはそのための手段がぶら下がっていた。

 アレックスはニィと笑って、ガイエル――むしろ、ユリウスに向かって頷いて見せた。

「いいぜ、受けてやる。護ってやるよ」

「は……!?」

 その瞬間のユリウスの顔色の変化は見ものだった。

 目を剥いて、ガイエルとアレックスを何度も交互に見て、抗議の声を上げるべく口を開けて、そして結局ガイエルに制止されて口の中でもごもごと何かを唸っていた。

 それを見るだけで、アレックスの不満は随分と治まったものだった。お貴族のような麗しい青年が、自分の一挙一動で面白いほどに表情を巡らせるのが楽しくて仕方がなかった。

「感謝いたします。アレックス殿」

 ガイエル老人は再度、深々と頭を下げる。渋々といった様子を隠さず、しかしガイエルよりも頭を高くするわけにもいかず、同じく深々と頭を下げるユリウスのきれいな後頭部を見下ろし、アレックスの機嫌はもはや最高潮に達していた。


 この麗しく生意気な男のことを、生涯をかけて愛し護り抜くとアレックスが誓うのはまだまだ先の話で、このときはまだ、とにかく嫌がらせをして、何なら泣かせてやりてェなといった程度の想いしか抱いていなかった。


 ◆


 そして、現在。

「はぇ~……」

 ルジェの感嘆の吐息が書斎に広がる。

 その向かいではとってもおきれいで清らかな元老人の現青年――ユリウスが両手で顔を隠して俯いている。

「もうやめてくれ。恥ずかしくて死んでしまう」

 くぐもった声。横のアレックスが彼の手を引き剥がすと、その下から朱に染まった麗しいかんばせが現れる。

「死ぬなよ。俺ぁ自分が生きてる間は絶対にお前を生かすって誓ってんだ」

「それなら、僕が死んでしまいそうな話をやめてくれたまえ」

「……で、結局その訳アリの仕事って何だったんスか?」

 ルジェの素直な質問に、ユリウスとアレックスはいったん目を合わせ、二人だけに通じる意思疎通を交わす。やがて無言で促されたユリウスが仕方無しにぼそりと呟いた。

「シュレーフェンの第一王子の洗礼と、東部の分院までの付き添い」

「ふぇ、」

 しゃっくりをするような声を発するルジェ。驚きすぎて椅子から転げ落ちそうになるところを、すかさずアレックスの腕が伸びてその襟首を掴んで支える。

「それ、すっごい大事件じゃないっすか!?」

 何とか体勢を立て直したルジェが今度は宅に身を乗り出す。

「だって、五十年前のシュレーフェンって王位継承でクッソ揉めてたって聞きましたよ。お二人はソレに一枚噛んでたってことっすか!?」

「……まあ、そうだね」

「でも、法王補典にもそんな話載ってないっすよね」

 法王補典は、アルカラルの教義を記した教典の他に、長い歴史を誇るアルカラルの、それぞれの法王の時代に起きた出来事を綴っている文書だった。市中にも広く出回っている教典と違い、歴代の法王の名を冠した補典は聖堂の中でのみ閲覧の許される貴重な書物となっている。

「そうだぜ。秘中の秘ってやつだ」

 アレックスの低い声で何かを察したルジェが、頬を抱えて悲壮な表情を浮かべる。

「えっ俺もしかして口封じされちゃう?」

「おう、死にたくねェならいい子にしな」

「……そんなことをせずとも、もっと穏便に拘束するつもりでしたのに」

 そう口を挟みながら書斎に現れたのは、アレックスの話の途中で茶を淹れに中座していたラウルだった。

「いや拘束って!? 言葉がすでに穏便じゃないっすよ。

 俺にはかわいい妹とかわいい妹のかわいい旦那さんとかわいい妹とかわいい旦那さんにこれから産まれてくるかわいい赤ちゃんがぁ……」

「大方俺らを見たい好奇心からなんだろうが、腹黒の大神官サマの私邸にまでホイホイついてきた時点で罠だったんだよ。もう手遅れだ」

「ひぃ……」

 ラウルを指している『腹黒』の文言に抗議をする者は、本人すらも含めて残念ながら一人も居なかった。

「ボク、何をさせられるんですかぁ……?」

「本来ならば元老の間諜をさせたいところですが……」

 ラウルが悩ましげに言う。

「こんなに素直な子にそれは無理ではないかなぁ」

 ユリウスの苦笑に、アレックスも横で頷いている。

「――ともあれ、少しでも手駒を増やしておきたいのは確かなのです」

「オイ聞いたか。聖職者の口から手駒なんて言葉が出たぞ。さっすが腹黒の大神官だな。神樹の秘蹟から最も遠い男」

「アレク。言い過ぎだ」

 ユリウスの苦言に、アレックスはさらに数倍の言葉で応酬する。

「お前ェがそうやって長年でろでろに甘やかすからこんなのに育ったんだよ。いつまでも子ども扱いしてやるんじゃねえ」

 ユリウスとラウルは昔から年の離れた兄弟か、年の近い親子のような関係だった。とはいえすでにラウルは黒の大神官としてユリウスと並び立つ地位にある。それどころか冷遇気味のユリウスを飛び越えて法王の目すらある。

 ユリウスの連れ合いとしては面白くないのも仕方ないことではあった。

 ちなみに当のラウルはといえば、こうして壮年の自分の「育児方針」をだしにして二人がいちゃつくのは日常茶飯事だったため、すました顔で適当に聞き流して話が終わるのを待っているところだった。


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