涼side

第106話

抱きしめた細い身体をゆっくりと離した。




その時に目の前の彼女が発した言葉に、気が付くと唇を塞いでいた。




「っ.....ん...」



1度軽く口付け、角度を変えて深いキスを落とす。



『んんっ.....は...っ...ん』



少しだけ目に涙を浮かべて、小さい唇で深いキスを受け止めている瀬南。




『く、るし...っ...はぁ...っ』




そんな言葉が耳に入り、すぐに距離を置く。

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