第65話
そこにはたくさんの人。おそらく数千人はいると思う。
それに大きなテーブルに並べられた大量のお酒と食べ物。
広いパーティーホールが広がっていた。
その一角で大笑いしながら数十人でお酒を飲んでいる翔さんを見つけた。
「あ、いましたね」
たくさんの人で埋め尽くされている中をスイスイ通り抜けていく。
あんなに遠くにいた翔さんの元までたどり着くのにそんなに時間はかからなかった。
『翔さん!』
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