第64話

揺られること数分。目的地に着いたみたい。


見事に車酔いした私は、その人に手を引いてもらい翔さんのところまで連れて行ってもらうことにした。



『うえ、気持ち悪いよ...っ』



「ごめんね、大丈夫?じゃないか...おんぶする?」



『ううん、歩いてる方がいいです...』



丁重にお断りして、翔さんの元へと急ぐ。



長い廊下の先には、重厚な扉があった。


コンコン、


「失礼します」


その人が呼びかけると、内側から扉が開いた。

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