第66話
私が名前を呼ぶと、すぐに気付いた翔さん。
陽気に笑っていたのに、一瞬にしていつもの翔さんに戻った。
グイ、っと腕を引かれ、壁際へと追いやられる。
「瀬南ちゃん!?何してるの、こんな所で!
荷物だけでいいって言ったよね!?」
『ごめんなさい、来る気なんて全くなかったの!
でも、あの人が一緒に行こうって聞かなくて...』
そう言ってさっきまでいた場所を指さす。
『あれ...?』
が、もうそこにその人はいなかった。
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