第21話

その言葉を言った途端に、翔の表情が柔らかくなる。



「あ、そうですよね!今日はそれが一番大切ですし!



疲れて眠ってると思うので、起こしてきます。



涼さんは先に座ってて下さい」



そう言い残して部屋を出ていった。



俺は夕食が置かれているテーブルのイスに座り、



翔と絢の彼女が来るのを待っていた。

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