4.
・あいつside
第107話
せなの部屋を後にしてから数時間、俺は外で仕事をしていた。……そして今は真夜中。
今日も「潰し」に出掛けていたが、せなを抱けなくてかなり機嫌が悪い。…こんなことなら、無理矢理にでも抱けばよかった。
そんなことを考えながら既に息も絶え絶えにコンクリートの上でもがいている男を蹴りつける。いつもなら殺さないように適度にやるが、今日は自分でも止められずに部下に五人がかりで押さえつけられてようやく落ち着いたところだった。
そんな時。
路地裏には似合わない、電子音が鳴り響いた。
どうやら俺の携帯電話のようだ。
…チッ、誰だ、こんな時に
そう悪態付きつつも、電話に出た。
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