第98話
扉が沢山ある廊下の前で止まったその人は、
「ごめんね〜、お父さんもう今日は帰っちゃったみたい〜。今日はこの部屋に泊まっていきなよ〜もう遅いからさ、明日お父さんに会わせるね〜」
一方的にそう告げた後、私を部屋へと押し込み去っていった。
どうにも、騙されているような気がしてならない。でも明日にはお父さんに会えるみたいだし!我慢しよう。
そう思うことにして、敷かれていた布団へ入り眠りについた。
次の日、目覚めた私は外へ出ようと、扉に手を掛けた。
……あれ?開かない。
どうして?…閉じ込められた?
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