第33話
涼のキスに驚いた私は、そのまま固まってしまった。
「……大人しくしてろ」
そう、耳元で優しく囁かれ私は気を緩めてしまった。
次の瞬間、
ちゅう、とヤラシイ音を立てて私の肌を涼が吸い上げた。
『やっ…!消すってこういうこと…!?』
私が涼にそう言うと、見えない視界の奥で
「消すっていうよりも俺の痕に付けかえる、って言った方が正しいかもな」
なんて笑う涼の姿が見えた。………気がした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます