第30話

『涼…?近いよ、恥ずかしい……』



その瀬南の言葉で、俺は我にかえった。



「……あぁ、悪い」



そう言い瀬南から離れた。



「それ、どこまで付いてんだ?」



そう聞くと、



『体中、ほとんど全部…かな』



そう答えた瀬南に俺は聞いた。
























「その痕…消したいか?」

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