第16話
「おう、ただいま。何かあったのか?」
細くて真っ白な肌の瀬南を優しく抱きしめ返す。
『ちょっと聞きたいことがあって…』
瀬南が俺に聞きたいこと?しかも、少しだけ瀬南の体が強ばり、抱きしめる力が強くなった。
「いいぞ。何でも聞いてやる」
そう言うと、ぱっちり二重の茶色がかった目が俺を見つめ、整った綺麗な顔でふわっと笑った。
そろそろ、その顔が俺を煽っていることに気付いてほしい、なんて言えるわけもなく俺の心に閉じ込めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます