第15話
今日も俺は…に頼まれ、瀬南の見張りをしていた。
部屋のドアを軽くノックし、中に声をかける。
「瀬南、俺だ。入ってもいいか?」
するとすぐに中から慌ただしい音が聞こえた。
カギを開け、ドアを開くと瀬南が微笑みながら俺の方へ駆け寄ってきた。
『涼!待ってたの!おかえり!』
なんて可愛いことを言って抱きついてきやがった。
瀬南は自分がどれだけ魅力的なのか気付いていない。
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