涼side
第14話
そういえば、瀬南は最近笑うようになってきた。
前までは俺への警戒心が強過ぎて、さすがに俺でもショックを受けたくらいだ。
いつからだろうな、俺が瀬南の部屋に顔を出すと、
『涼!おかえり!』
って微笑みながら駆け寄ってくるようになったのは。
俺はそんな瀬南が可愛くて仕方ない。8つも歳が離れてんのにな。
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