第5話
正に近未来と言えるような光景だった。
空を飛ぶ乗り物、今まで見ていた飛行機のようなものではなく
それは羽のついていない、不思議な乗り物。
それ以外にもホログラムでそこにあるであろう花々とビルについている広告
そこにあるもの全てに対し驚きではなく嬉しさのようなもどかしい気分があった。
だんだんとそのもどかしさも開けていき、口が思わず動き出した。
「素晴らしいなぁ」口に出すのはまだ少しもどかしいような気分だった。
初めてのものだらけで親近感が湧かない。そんな気分だったがふと前の方を見ると
道路を走っているバイクや車もそこにはあった。
やっぱり空が苦手な奴もいるのか。そりゃそうか、
飛行機ができても飛行機で酔いを訴える奴はいた。車も同様だがまぁいいか。
それはそうと私がしたこれは転生というやつであったるんだよな?
つまりは別の誰かになっているということなんだろう。
名前はなんなんだ?親は?出身は?わからないことだらけだ。
この家の間取りが一緒なら多分大丈夫だろう。いや一緒なわけないか......
とりあえず身分証明できる何かがあるかもしれない。
心をウキウキに踊らせながらドアノブを握り締めドアを開いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます