第3話

つい3秒くらい前には鏡があったのに、、、、 ?

なんなんだこれ・・・・木材なのか?

妙な温かみと肌触りの良さの壁

周りを見渡すとさっきまで見ていた光景とは

全くといっていいほど似ていない、むしろ気味が悪いとまで言えるような

光景がそこには広がっていた。

「なんだよこれ!」と声を荒げて行ったはずなのに

まだ本調子ではない喉からは幼い?ような少し高い声が聞こえた。

汚い声が聞こえるはずの喉がおかしい

「あ〜〜」まさに小鳥の囀りというやつだ。

美しく綺麗な声が想いのままに出ている。

今までに感じることのなかった快感に近しい感覚が胸にあった。

こんな気持ちになるのは何年ぶりだろうか。

それはそうとしてここはどこなんだ?

タオルを置いていたはずの棚の方には少し歪んだガラスの窓があった。

洗濯機のあったはずの方にはには洋画に出てきそうなおしゃれな

ドアノブのついた綺麗な扉があった。

入ってきた扉の方にはいかにもなクローゼットがあった。

なんだこの部屋。映画の中に入ったような気分だ。

部屋の大きさは同じはずなのにあるものが全く違う。

「とりあえず窓を覗こう!」そう思い窓に近づいた。

するとまた異変が襲ってきた。

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