第42話
『…その女を探す。とりあえず、詳しい事は倉庫に帰ってから話す。じゃあな。』
[は、探すって…、ちょ、ら、]
そんな声が聞こえたが、気にせず一方的にブチッと電話を切った。
そしてスマホをポケットに仕舞い、次に煙草を取り出す。
煙草に火を付け、深く紫煙を吐き出した。
あの女…。
絶対ぇ見つけ出してやる。
『……ふっ。』
無意識に小さく笑いを零し、溜まり場の倉庫へと向かった。
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