第41話
プルルルル プルルルル
プルル プツッ
[はい、もしもし?]
何回かのコール音の後、相手が電話に出た。
『…俺だ。』
一言そう言えば、深い溜息が返ってきた。
[はぁ…、今どこですか?どうせまた一人で勝手に繁華街に行ってるんでしょう?…全く、1人で行くなとあれ程、]
『それより…、』
そんないつもの長々とした説教じみた言葉を遮り、
”面白い女を見つけた”
俺はそう言った。
[…はぁ?急に何を言い出すのかと思えば、面白い女を見つけたなどと…。]
呆れた様にそう言ってくるが、俺は構わず続けた。
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