第36話

今朝、いつもの様に仲間達と登校していた。







俺等が歩いている校庭には、鬱陶しいぐらいの女達がギャーギャー騒ぎながら群がっている。






耳障りな声と、色々な香水が混ざって鼻がおかしくなりそうな匂いでイライラしながら、ふと、無意識に、何気なく顔を上に向けた。







すると、校舎の3階の中央部分の窓が視界に入り、







『……っ、』








思わず、息を飲んだ。








そこには、窓に張りついた男達と、息を飲む程綺麗に整った顔をした女が、こっちを見ていた。

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