第34話
??side
ドカッ
バキッ
路地裏に、そんな生々しい音が響く。
『…チッ、雑魚が。』
無惨な姿で周りに倒れている数人の男達を見下ろして、冷たくそう吐き捨てた。
いつもの様に繁華街に見回りに来て、その途中で絡まれ路地裏に連れて来られたんだが…。数分も経たずに返り討ちにしてやった。
弱ぇくせに喧嘩なんか売ってんじゃねぇよ…、と舌打ちを零しながら路地裏を出る。
そして再び歩き始めれば、
「そんな事言わずにさぁ!!どっか楽しい所連れて行ってあげるよ?」
前方から、そんな男の声が聞こえてきた。
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