最悪な出会い

第30話

外に出た時には、もう既に暗くなってきていた。






はぁ…、ここからが憂鬱だ。






一気に気分が急降下している理由は、私の帰宅ルートに”繁華街”が入っているから。






この街の繁華街は、一言で言うと荒れている。






あの噂の”狼鬼”が見回りなどをして取り締まってるらしいけど、まぁ言っちゃ悪いがたかが悪ガキの集まり。




そんな事ですぐに治安が良くなるはずもない。






だからいつも繁華街を通る時は、数回に1度は鬱陶しい連中に絡まれる。





朝も繁華街を通って登校するけど、朝はまだ安全。暗くなってきた夕方からが一番危ないのだ。

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