第29話
そう思い、まだダルい身体を解しながら、適当に髪と服を整えて空き教室を出た。
さっきチラッと見えたスマホの画面に映し出されていた時計には、”17時14分”と表示されていた。
…だいぶ寝てたな私。
まぁ…仕方ない、帰るか。
まだ頭が完全に覚醒していない為、ボーッとしながら廊下を歩き、旧校舎を後にした。
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