第26話
そう適当に返事を返し、真梨とはそこで別れた。
そして今から向かうのは、今はもう使われていない”旧校舎”。
その旧校舎にある空き教室を、”ちゃんと許可を取って”使わせてもらっている。
”空き教室”についての説明は、また今度という事で。
とりあえず、旧校舎へ向かおうと足を進める。
と、
「…あれ、琶來ちゃん?」
後ろから、聞き慣れた声で名前を呼ばれた。
…この声。
『透さん…?』
後ろに振り返りながらそう呟けば、予想通りの人物と目が合った。
「久しぶりだね?入学式以来かな?」
『久しぶり…。そう…だね。』
そう言いながら、相変わらず穏やかに微笑みながら近付いてくる透さん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます