最初にちょっと過去編
第3話
私が5歳の時。
あれは、12月も中旬。寒い寒い、冬の時期だった。
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『ねぇパパ!もぉすぐクリスマスだよね?今年もサンタさん、来てくれるかなぁ?』
パパのお膝の上に座りながら、もうすぐ来るクリスマスの事を口に出した。
家のリビングのソファー。そのソファーに座るパパのお膝、そこがいつもの私の定位置だった。
ママはキッチンでお料理中。ご飯が出来るまでの間、パパとお喋りしようと思って思い付いたのが、もう間近に迫っていたクリスマスの話だった。
そんな私の言葉に、
「おぉ、今年もサンタさんは来るさ。でも、それまで琶來がいい子にしてたらな?」
と、言ってくるパパ。
『うん!はく、いい子にしてる!』
パパのその言葉に笑顔で頷けば、「偉い偉い。」と笑って、優しく頭を撫でてくれた。
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