これがハロウィンだ。人の子らよ。

この浮世に生まれ出て小説サイトに登録できることから少なくとも18年。私はハロウィンをずっと勘違いしてきた。

ハロウィンが恐ろしいのは自分が楽しめない祭りごとに頭から放り込まれるダニエルのライオンホールの平成版だからでもない。渋谷がゴミだらけになることでもない。お菓子をもらいに行こうとすると普通にBUN!されることや、お菓子を要求しなくても特に理由のない鉛玉に襲われることでもない。

人ならざるものが、邪悪なものが、大手を振って現世に溢れ出すことだということ。

彼らが堂々と人に食指を伸ばし、存分に舌鼓を打つ特異点であること。

それが本当のハロウィン。

だからこの作品は言うんだ

ハロウィンはコスプレ大会ではない

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