第22話 ゴウツの魔道具師はクズだらけ
「工房の魔道具師に見習いと店の従業員は、ヒロ騎士爵がそのまま使用人として使え! 役立たずは解雇すると良い」
これが、ワインの言ってた「良い事が起こりますよ」だったのか……良い事なのか? 面倒事の様な気がするぞ。
「ヒロ、さん、は、貴族だったのか?」
「数日前、エンディ男爵様に騎士爵を授与して頂いた」
「……ヒロ騎士爵様、オレ、私を従者にしてイタダ、
「普通に話せゼスト」
「そうも行かんだろ、お貴族様に対しては」
「貴族が、権力を行使した場面を目撃したなら仕方が無いか、なら僕の仲間になれ! 仲間なら奥技を教えるぞ!」
「仲間なら喜んでなる……奥技だと? ヒロ作品の非常識な性能の魔道具にはやはり秘密が有ったのか!!」
「他言無用の奥技だ!」
「そんな凄い技、無能な魔道具師どもに教えるものか!!」
「ゴウツ工房に無能が居るのか?」
「あぁ、偉そうな無能だらけだぞ」
これから行って、無能を解雇する、ゼスト人選協力やってくれるか」
「解雇か、スッキリして働き甲斐のある工房に改革してくれ!」
と、言う事でミヒロを店番に残し、ワンニャン含む全員で僕の所有になった『ヒロ魔道具販売2号店』に向かった。
店舗に入ると「お客様、申し訳御座いませんが『ゴウツ魔道具販売店』は閉店する事になりました」
「この魔道具販売所は名前を変え、開店する!お前達販売員は何人居るか?」
「ここに居ます3人です」
「では、引き続き販売員として3人雇う! ……展示された魔道具は酷い低品質だな、総入れ換えしないと開店出来んな?」
「再雇用は有り難いですが、貴方は誰ですか?」
「私はヒロ騎士爵、この店と工房の新所有者だ」
貴族が後ろ楯の店に雇用され、3人の女店員は嬉しそうにしてる。
「工房の確認に行くぞ!」
工房内は随分汚なくて、素材や完成品? が散乱し雑然としていた。
魔道具師の古株? かなり年が入った男が、ゼストを見付け言った。
「ゼスト! お前が留守をするから、これを見ろ! 荒れてしまったぞ、即掃除しろ!!」
「はい、注目!! 私ヒロ・ダスト騎士爵の名に置いて、全員解雇する!! 速やかに立ち去れ! 明日まだ残って居る者は、貴族の命令に不服従者として、相応の処罰を与える!!」
「お貴族様か知らねぇが、俺達を解雇するなら補償を出せ!」
「良く言った、お前を奴隷落ちにし、その金を残りの者に与える、ワインその男を拘束せよ!」
ミヒロほど高速では無いが、瞬間拘束していた。
「他に皆の補償金に、立候補する者は居ないか?」
「ヒロ様! 見習いのサブとレツは見所があります」
たった二人?
「そうか、サブとレツはゼスト魔道具師の弟子になれ! ゼストには私直々に奥義を指導して置く、ゼストから確り学べ!」
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