第6話
ある日のことだった。
「すぐ帰るから、ごめん。先に行ってて!」
そう言ったきり、その日は千花と別れていた。
しかし、暗くなっても千花が帰って来ないという連絡が、雪音の元にも届いたのだ。
これまでなら何も気にしなかっただろうが、雪音は酷く不安になった。
自分の変化に驚きながらも千花に電話をかける。
すると、近くの公園にいるという返事があった。
「迎えに来てくれるかな」
「ええ、すぐに行きます」
そう答えたものの、少し迷う。一人で行って大丈夫だろうか? 何かトラブルに巻き込まれているのではないか?
しかし、いつまでも待たせるわけにはいかない。
結局、雪音は一人で千花を迎えに行くことに決めた。
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