第一話 運命の人
ー次の日ー
まずは友達になる必要がある。てことで、思い切って連絡を聞いてみるとしよう。
「あ、あの、!私、石柄小羽っていうんですけど、、!え、ええと、昔あなたが付き合っていた石柄真崎の妹なんですけど、覚えてますか、?」
まずい、話すの苦手すぎるでしょ、自分、、
高校の頃はボッチだったし、仕方ない仕方ない、、、うっ、、
あと、言い忘れていたが兄と花和あかねさんは兄が高校卒業と同時に別れたらしいから、その辺は大丈夫なはず、、
そんな事を考えていると、私の手を取り、とびっきりの笑顔を見せながらこんな事を言ってきた。
「あぁ!高校の頃同じクラスだった小羽ちゃんね!!ずっと仲良くしたいと思ってたの!声かけてくれるなんて嬉しいな♪で、急にどうしたの?」
距離が近いぃ、一度好きになった人だから眩しく見える、、
ううん、忘れるんだ私。女好きなんて知られたら逆に仲が悪くなってしまうし、、
「あの、私も仲良くなりたいと思ってて、よかったら、これから仲良くしてくれたりしないかな、、?」
あ、連絡先交換しない?って言い忘れた、、
てか、私が急にそんなこと言えるわけないか、、
「本当に!?わ〜嬉しいな〜。あ!じゃあ連絡先交換しよっか!これからは沢山遊んで、そうだ、私の家来てもいいかもね♪」
え、!やった、!あっちから連絡交換してくれた、、ひとまず安心安心と。ほうほう結構明るい人なんだな。てか、なんか気早くない、、?
いや、友達ってそういうものなのか、、?
うぅ、ボッチの弊害が、、
「う、うん!これからよろしくね、」
そうしてあかねさんとの仲良くなるぞ作戦が本格的に始まったのである。
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