第三章
夢――。
私の夢は、賢者と世界樹の復興。
世界樹を再びひとの住める巨木にまで育て上げ、同時に賢者たちを復活させるのが私の使命。
それがあの日、師に託された私のすべきこと。
魔女を倒し、もう一度賢者たちをこの世界に復活させる、それが私の夢。
でも、そうしたらジェラールはどうなるの? その夢のなかに、ジェラールがいる余地はあるの? 私と一緒にいて、彼はどうすればいいの?
その問いかけはあの日からずっとラツェエルのなかに鎮座し続けて居座り、とうとういなくなることがない。
そうして彼女を悩ませ続け、また朝がやってくる。
答えは出ない。
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