第19話

結局takaさんは来なかった


ゆーじめ… 次やったらコロス。



『隆矢くん♪』


「ん?」


『送って♪』


「ん…いいけど、俺今日バイクないよ?」


『えっないの?』



バイク乗りたかったのに…



「あっでも、車でよければ♪」


『え?』


車あんのかーい!

てか車持ってたのかよ。少年!

なら初めからそう言え。てか仕事も車で来い!


「あっ、タケルのだけど…」


『あっ相方くん?』


「うん」


ん?


『待って。それって…ぱちってくってことでいいのかな?』


「うん♪」


『却下。それ窃盗』


「…あ!」


『なに?』


「サイン…」


『クスッ…またそれ?』


「あっ、やっと笑ってくれた…」


『えっ…』


私ってそんなに笑えてない?


「やっぱり、ゆなちゃんは笑顔が似合います。」ニコッ


『あっありがとう…//』


「ゆなちゃん」


『ん?』


「連絡先教えて?」


『あっ、うん。いいよ』


「えっいいの?」


『うん。だってゆーじさんも、翔ちゃんも知ってるし』


「ありがとう//」ニコッ


『//』


あなたの言動ひとつひとつに


わたしの心は揺らいでしまうの…




これって 恋 ですか?




あの頃のわたしに聞きたい


あなたの あの人 に対する気持ちは


わたしの 彼 への気持ちと


一緒ですか?





「んじゃ、帰ろっか。車…」


『ん。近いから、歩いて帰るね!じゃ♪』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る