第5話 硬いやつどうすんの?

その後、3、4層のゴブリンとオークにも試し、近距離は拳銃とナイフ、中距離はナイフと槍、遠距離は狙撃銃という方針で決まった。


"安定感すごすぎて草"

"※ダンジョン初攻略です"

"そういやそうだった"

"いつの間にか忘れてるよなそれ"


「はい、ここ5層がこのダンジョンの最終層です。ボスはカッパーゴーレムですね。動きが遅いので狙撃がしやすいですね。流石に疲れたのでボスまで一直線にいきます。」


"流石の東風も疲れるか"

"まあ1時間半も入ってるしな"

"むしろ学生の体力でここまできたのが奇跡"

"そういや東風学生だったわ"

"暗殺イメージが強すぎて忘れてたわ"


「んま、ちょっと走りますか」

そういって、ボス部屋の扉の前まで走っていった。


"普通に俺より速くて草"

"まぁ成長期だし..."

"成長期ならしょうがない"


「っと、到着!」

目の前にあるのは、豪華絢爛な宝飾がされた、なんか無駄に金使ってそうな大扉だ。


"毎度思うんだけど、ここより他の所に金使えよって思うんだよな"

"それは言えてる"

"んま、文句はこの世界作った神にでも言ってくれ"(夜桜洋和(筆者)<ファ!?)


「んじゃ....................突撃ぃー!!!!!」

ばぁん!

扉をおもいっきり開き、中に入る。


"あいつが..."

"そう、あいつが..."

"本日最後の犠牲者だ"

"草"

"wwww"


中には、マイ○ラのアイア○ゴーレムの銅バージョンみたいなやつがいた。

とりあえず拳銃を撃ってみる...弾かれた!?


"いやかっっった!"

"銃弾跳ね返すてなんやねん!"

"東風逃げろー!"

"犠牲者呼ばわりしてすいませんでしたー!"


「多分この調子だと狙撃銃も駄目か。

なら、やることは一つ。」


"逃走か?"

"いや違う、バッグを漁りはじめたぞ"

"取り出したのは...パソコン?"


「手段がないなら...用意すればいい!」


"ファ!?"

"まじでゲームん中入ってったぞあいつ"

"お、帰ってきた"

"右手に持ってるのは...手榴弾!?"

"まwじwでwなwんwでwもwあwりwじゃwねwえwかww"


ピンを抜き、カッパーゴーレムに投げつける。...ビンゴ!粉々になった!


"手榴弾つっっっよ!"

"流石爆弾"

"火薬ってこんな強かったんだ..."

"ゴーレム相手するときは絶対手榴弾もってこ..."


「お、あそこに宝箱がありますねー」


"あ、そうか"

"ボス部屋だから宝箱落とすんだ"

"中身はなんだろう?"


宝箱に近づき、開けてみる。

中身は、綺麗な青い水晶だった。


"え、これなに?"

"有識者カモン!"

"えーと、これはWik○edia曰く、

[とても綺麗な水晶。手に入れた者が魔力1を流すと、魔力を消費して綺麗な真水を生み出す。飲んでも害はない。]

とのことだ。"

"有識者、もといWik○ediaサンクス"


「これ、水道代の節約に便利じゃん!

...というか魔力ってなんのこと?」


"そこから!?"

"た、多分まだ授業でやってないんじゃない?"

"ま、まぁそのうち授業でやるし後でいいんじゃない?"


「それもそっか。んじゃ、配信切りまーす」


"乙ー"

"お疲れー"

"また今度ー"


「えーと、これで配信切れてるよね?」

コメントが流れてこないので、おそらく切れたのだろう。それを確認し、地上へ戻って、家に帰った。

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