05 火中の栗を拾って(組石市立楓池小学校三年一組鈴木 縁視点)
厨房の「
おそらく、
「
四階で
あっ、階
「……
「
「わたしは年輪小三年の
あれ?
王寺さんの
「この子は、
テキパキしている王寺さんに
とにかく、
「ルナは
二年までバレエ教室に
岬さんも、
親が
クラシックバレエをやっていたから、王寺さんのように、この子も姿勢が良い。
「……
てかさ。
錠前さん、こっちに
ゲロ
たかってくんな!!!」
悪口が口
この子と
「お
ほら。
ほら。
わたしと話していたのに。錠前さんが
そして、わたしに「ごめんね」の
「チグチグ、やめて」
「でも、オー!」
「今、鈴木さんが
チグチグ、錠前にイチイチ
「悪いのはゲロ蝿だよ!」
「今は、鈴木さんに
チグチグが錠前に
この時間は、
「……ごめん」
嗚呼。
阿口さんはやっと、「シュン」ってなった。
「とにかく、入って来たばかりの縁じゃなくて、
でも。
わたしたちは、錠前
錠前。
友だちじゃないんだから、
錠前さんが口を
どうやら、
おそらく、もっと
たとえ、自分が
「ゲー」
錠前さんが大きなゲップをした。
それはそれは、
わたしは、まるで
そう。
錠前さんは二
わたしはもう嘔吐
「錠前さん、その場でストップ!
錠前さんは三
「わたしは悪くない!悪口ばかり、言われて!」
「お
とりあえず、お互いに
はい!
そこのテーブルを
「ごめんんさい。
皆の
第一談話室の
わたしはこの五人がカーペットの
テーブルには、
職員がよく
ピカピカ。
「錠前さんが
錠前さんも何か思いつめちゃってる。
もちろん、王寺さんも、岬さんも、阿口さんも。
たまたま、
錠前さん。
わたし、
ここに
「「「「「……」」」」」
「まず、錠前さん。
王寺さんから『友だちじゃないから、話しかけないで』って言われて。何か言いたいことある?」
「
「じゃあ、四人の中から
王寺さんに聞きます。
病気の錠前さんを責めてますか?」
「……ほらね、話がかみ合わない。
『友だちになった
『わかったよ。もう、話しかけない』って
『責めてる』って、
「え?
友だちになってくれてたよ。
「はい、錠前さんはわたしから
「王寺さん。
錠前さんが虚言なのはいつから?」
「転
こっちから自
友だちでも無いのに、『ずっと、友だちでいたい』とかニコニコ言われるし。
話が
そもそも、仲間でも友だちでも無いのに。
先生はさ、『転入
あの先生も、
「もう、転入して五か
問題があっても、病気理由で、クラスや
今みたいに、そうやって
だから、いつも、ゲロ
本当に
木目の王国では、平岡先生も弱い子だけの味方。熊手先生まで、錠前さんの味方するんだもん」
平岡先生も
「では、岬 月南さん。
王寺さんが今一方的に
「もちろん!同じ意見!」
「ルナさんは、王寺さんが話してくれたこと以
「これ、わたしを一方的に責める
「
御前のゲロなんか、もう
予
「『もう』?
ルナさんはどこで錠前さんの嘔吐物を
「年輪小で、『ゲロ係』ってルナ、皆にクスクス笑われてる。
木目の王国でも、先生たちはゲロを
一度だって、自分で片付けたのを見たこと無い!」
「いやいや、今のはそちらが一方的に言い
錠前さんは、自分が
「平岡先生は話し合いに
後ろへ下がってください」
「でも、裁判だって、
「
お互い
「先生たち、そこだよー。
「
この話し合いを
「
とても
錠前さんの虚言について何かありますか?」
「……四月から、ゲロ蝿の嘘ばかりに
オーとルナ、モカがいなかったら。自分まで
ずっと、
「辛かっただけ?
「それ言って、
イライラはわざと?
そうじゃないと、
「見
夕食終わっても、
『
警察も『
木目の王国にも、年輪小学校にも。『他人に
木目の王国の利用
年輪小学校は
「いつから、阿口さんは『ゲロ蝿』って言うようになった?」
「四月
「病気のこと、話してくれてありがとう。
言いづらかったら、話さなくて良いけれど。
ちなみに。王寺さん、岬さん、鴨川さんの中で、錠前さんのせいで具合が悪くなったり、ケガをしたりしている人はいる?」
三人全員が手をあげる。
「三人全員、チグチグと同じ膀胱炎になった?」
三人とも、
「だから、わたしは
グループで、女
「夏休みまで、膀胱炎、
「錠前さん。
わたしは錠前さんが何きっかけで友だちだと
「勘違いじゃない!……ングッ!」
「吐き
まだ、王寺さんたちと話し合いを
「わたしは友だちの振りして虐めて来ていた四人が
四人にはちゃんと
虐めの
教
「錠前さんがゲロ病にかかったのは、前の学校ででしょ?
四人は
「でも、吐き気が酷くなったのだから、嘔吐がおさまるよう、転校したのに
木目の王国でも辛い思いをしている。
平岡先生、
「大人が出てくると、子どもは本
弱い子ほど、先生に守ってもらわなくちゃならない。
無い虐めをでっちあげるのも
平岡先生は下がってください」
「鴨川さんは話したいことある?」
「モカ、ゲロ蝿に
そこをつかまれて、
それから、口の中
「あれは
「錠前さんって、
やることが
それで、モカ、組石
木目でも一緒だから、転校も
わたしたちだけではモカを見守る
「錠前さん。
本当?」
「……
「じゃあ、
その前に、三つ約束して欲しい」
「何?」
「『他の人に自分から近づかない』『他の人の
「声かけても逃げるし、どうしたら良いの?ランドセルをつかむのは
「全然、当たり前じゃ無いよ。
今言った三つを守れないなら、
「……でも!わたしは悪くない!」
「年輪小の
「……違う、わたし……違うもん……」
「そうかな?
兆部だって、自分のこと、暴力的だと思って無いし、他人の物を自分の物のように
「わたしは
「
病気だから、
病気なのに優しくしてくれなかったら、
病気の人に何もしてくれないのは、虐めと同じ?」
「……」
「あのねー、錠前さん。
親もね、先生もね。
錠前さんのことをね。兆部から逃げるために転校した大変な子だと思ってあげてる。
でもね。
もう、
だって、年輪小にも、木目の王国にも、兆部がいないんだから」
「錠前さんはさっきの階段のことがショックなんだよね。
女子と仲良くしたいのに、女子から『ゲロ関係』のことできついこと言われてたね。
そして、今日も階段の
四月から、一方的な仲間外れのこと。
その中で。吐いたことが今、気になってる。
だって、ゲロのおかげで、『かわいそうな子』のポジションが
『ゲロのことをからかわないで欲しい』ことを
錠前さんはね、『ゲロ』っていう小学生のレアアイテムを目
お互い、相手と話したいことがズレるのはさ、まあ。
王寺さん、ルナさん、阿口さん、鴨川さんの主張にすぐ反論しちゃうので、わかったよ」
「『わかったよ』?
何がよ?
注意してよ!
『ゲロ』って言わせないようにしてよ!
この四人を
「注意は出来るけど。
一番良いのは、錠前さんがいっぱい吐き
「病気なのよ!」
「病人がね。先生にやんわり
ほら、食事でゲロ
「いっぱい食べていっぱい吐く。
そう、吐くために、食べる。
吐くとスッキリするよね?
お風呂でスッキリするのと同じ、気持ち良さがあるよね?
まあ、わたし、
「
木目の王国に
「
「そうだね。
強くなるしか無かったね」
「わたしはあの子たちと違う!」
「親が木目の王国でもゲロを吐いてますって報告を受けているはずなのに、錠前さんを放置でしょ。
『転校させてあげたんだから、
錠前さんの
親に見離されたの?」
「そんなんじゃない。親が
「病院の
平岡先生、錠前さんのランドセルから飲み
「錠前さん、ランドセルに薬が無いよ。
お薬、
「錠前はいつも、駅の女子トイレで薬を
「
見ていたなら、止めてよ!」
「目撃した年輪
「平岡先生。
これから、木目の王国利用時は、錠前さんの薬の飲み忘れが無いように
そして、木目の王国は、年輪小学校に『薬の飲み忘れ・薬の
「錠前さん。
薬、飲んでいないの?
今日、持って来てるよね?
よく忘れちゃうけど、三年生だから、
「……」
「
薬が気に
わたしは医者じゃないから、薬の変更は出来ないよ、
睨んでも
「錠前さんは発
続ける?」
「……」
「じゃあ、わたしを睨む時間みたいなので、睨みを続けてください。
鴨川さん、言いたいことがある?」
「モカ?
大丈夫?」
「……『仲良い女子グループ』が学校でも、木目の王国でも一緒なんだよ。
木目の王国でたまたま一緒に利用しているだけで、錠前さんと友だちになった覚えは無い。
四人で楽しく遊びたいから、勝手につきまとわないで欲しい。
でも、錠前さんだけが悪くない」
「……錠前さんの親が家に
『錠前さんが悪くない』って。
そもそも、担任の
でも、わたしもわたしの親も
「つきまといをやめたほうが怖い。
わたしたちだけで
虐めが原因で転校してきた人に、仲良くしてあげる
「王寺さん、
同じことを言う気なら、もう言わなくて大丈夫だよ」
「わたしたち、女の子女の子した錠前さんと合わない。
錠前さん、自分のヘアアクセサリーの自慢とか。ジュニアモデルの子が
自分が一番でね。他の子の服装や持ち物が
もう、わたしたち、他の女子
わたしたちも、いつの
「……へえ、そうだったんだ。
そうだよね。
女子
「そうそう。モカが『ふわぷち』で。
ルナは漫画の月刊『プリンシー』。
オーも、漫画の月刊『おとめ』。
チグチチグの家は
「ルナ!
そんなこと言ったら、ゲロが家に押しかけてくるじゃん!」
「ごめんー」
「錠前さん。
もう、自己PRしないでも良いよね?」
「……じゃあ、何を話しかければ良いの?」
「だーかーらー。
話しかけないで!
イケ小に
もう、
バイバイ!」
阿口さんがキレたとき、自分の名前を出された作田
「……
「錠前さんは作田が好きなの!
木目の王国は作田がいるから、来るの!
「まあ、女子がさ、男子にも
「いや!
作田は何もわかってない!
錠前さんには関わりたくないの!
迷惑してるんだよ!
ママからも、錠前さんの家から電話が来たり、学校を通してわたしの悪口聞いたりするのが苦痛だって言ってた!
まず、作田から
「ルナもチグチグの意見に
放課後くらい、
「俺だって、迷惑だよ。
錠前、いっつも、
キモイよ」
「
皆の趣味や
「『作田君のことが好き』だよ」
「
「いやいや、阿口さん。木目の王国では、東木目小の子とも一緒にいるんだから。
そちらは何かご意見、ございますか?」
「年輪小の子って、自分たちが言うほど、
何か、三人の
ほら、錠前さんって。楓池小一・二年の頃、作田と同級生で。
年輪小のヲタクどもは
「ヲタクじゃない!」
「そうじゃないって。性格が最悪ってこと。
皆が作田を好きなんでしょ?
東木目小の子がニヤニヤしながら、本質を突いた。先生たちも止めなかったってことは、先生たちもそう思っていたところがあるってこと。
まあ、こういう
「自分が思っている自分。
相手が思っている自分。
違うよね。
ほら、
「
「ご意見をいただいて、どう思う?」
「……もう、どうでも良い。
わたし、違う
「えー、モカ、
ルナもそうしようかなー」
「だって、楽しく無いもん!
親に『楽しいでしょ?』って。
『錠前さんと仲良くしてあげなきゃかわいそうでしょ』って。
放課後の自由が無いんだよ。
木目の王国じゃ無くて、家でゴロゴロしたいのに!」
「そうだね。
虐めじゃなくて、喧嘩をして良かったのは、こっち側の気持ちを伝えることが出来た。
そのほうがまだマシだった。
お互い、言い合っても。どうにもならないことはあるけれど。
これからは、言い合う以外は近寄らない。
なるべく
「何で、王寺さんが話し合いのまとめに入ってるの?
わたしが悪者なの?」
「錠前さんはそもそも、何で、王寺さんたちに話しかけたの?」
「担任の先生に、王寺さんたちが木目の王国を利用してるって、聞いて。
だから、そこが共通点だなって……」
「でもさ。
王寺さんたち、錠前さんのこと、嫌いなんだって。
生理的に無理。
趣味も合わない。
親友四人だけで、キャッキャしてたいんだって」
「……」
「おーい、鈴木 縁―。
作田が呼んでるー」
廊下から、男子たちに呼ばれる。
「何さー?」
「御前さー、錠前には優しくしてやれよ。
具合が悪いんだから。
こんな
誰も楽しく無いって。
どうやって、
わたしと話し合いをしたいのに。作田君の視線だけは、ずーっと、か弱い錠前さんの動きを追っている。
「作田も錠前さんをウザがっているけど。
そう。
何も解決出来なかったわたしがすべきこと。それは作田君にも。そして、談話室とその
「外野は楽しかった?
でも、話し合った子たちは真
全員、木目の王国が利用を一時
「「「「「……」」」」」
「錠前さんは一人でトイレに行ってください。
わたし、誰かの悪口を聞いているのが苦痛なの。
女子トイレで誰かの悪口とか聞こえてきたら、平岡先生に注意してもらうから」
「悪口を言いたきゃ、
「あと」
「まだ、あるの?」
錠前さんが「ゲーゲー」ゲップを吐きながら、首をかしげる。
「誰かを好きとか嫌いとか、自分で言えないのはダサくない。
誰かの好きな人や嫌いな人を
東木目小で、たった一人はっきりものを言える子。名前は知らない。
名乗りもしない。
そして、誰も、彼女の名前を伝えて来ない。
皆、この子を恐れている。
錠前さんのような道化がいてくれて、からかわれる対象がいてくれて、ホッとしていた。それなのに、わたしが余計なことをして、王寺さんたちと錠前さんを和解させようとした。だから、皆、口出しはしてこないけれど、この話し合いを盗み聞きしていた。
本当に、ヤバイのは。
東木目小のヤバイ女。
ほら、すぐ
「それ、わたしのこと?
東木目小に喧嘩
イケ小女子って性格悪いね」
「錠前さんは可愛い。
病んでた方が楽っちゃ楽だもん。
東木目小が
そう。錠前さんには悪いけれど、
東木目小の子を
「良い?
これ以上
そうなれば、迷
好き勝手やり放題の馬鹿はもうちょっと
今日入って来た
いつの間にかいなくなっていた米里先生が細川先生を
どうやら、
「……えー、年輪小三年女子は
担任岸谷先生が児童の個人情報を
細川先生。真面目な話をシルバーアクセサリーに指をかけながら、話さないで欲しい。まあ、結局、大人が動いてくれないとね。
きっと、進展は見込める。
米里先生が子どもたち皆に向かって、頭を下げる。
「本当に、ごめんなさい。
木目の王国は迷公社に
学校は組石市教育委員会。
土曜
貴方たちに言われるまでは、
「違うんでしょ。
あの子。鈴木 縁が言ったから、でしょ?」と、東木目小の
「……年輪小だけの問題じゃ無かったの。
楓池小の子は錠前さんが病んでいなかった
さあ、もう夜九時を
四階に
「縁、縁。
錠前さんに何で、
「そうそう。
錠前さんって、そもそも、東木目小に転校しなかったのが不
兆部って男子の噂は東木目小にも
「そうだねー。
どうせ年輪中学校で同じ校
年輪中は、年輪小、楓池小、
四月に中
王国でも、友だち
相手の気持ちを無視して、
逃げたのに、幸せになれなくて、かわいそうだもん」とわたしはヘラヘラしながら、答えた。
「鈴木さんも。
東のわたしたちと同じ、
「当たり前、当たり前。
木目の王国じゃ、寝
まあ、地獄の小学校生活よりは苦
「わたしは、
東のやり方を、
「ご忠告、ありがとう。
「
錠前さんが薬も飲まずに、問題行動ばっかりだったのに。
つかみどころの無い子。
ヘアバンドも、髪
ホクロも無し。
メタリックな
あれ?
「縁、どうしたの?
お腹、
「あああああああ」
「何?何?」
他の女子もわたしのところへやって来る。
「あの新しい担任の先生、土曜
明日、二学期一発目でやるはずだった魔術
「え?
……嗚呼、イケ小三年は先生が
「三年二学期の魔術診断の目
これを十回一セットで、三セット。
ミス三回目で、
さすが
水上さんに言わせれば、「二回もミス出来るのよ」だろう。
錠前さんが寝
「錠前さん、錠前さん。
「……何?」
「どうしよう!『石運び』、
「……はあ?
あんなの
「どうしよう!練習して無かった!」
「……
「頑張ったって、今からじゃ
「練習すれば良いじゃない。
「……
「「「「「C!?」」」」」
「C
「「「「「……魔術、嫌いなの?」」」」」
嗚呼、嗚呼。すっごい視線。かわいそう、かわいそうってヒソヒソ言われてる。
「
非自然属性が駄目で……」
「自然属性が
「やだやだ!男子しかいないもん!女子
「だから、練習すれば良いじゃない。おやすみ」
嗚呼、皆、全然、
「石ころよ、浮け」
<ウケケケケケケ>
試しに、
ランドセルの中にあった、練習用の小石をその場で浮かせるはずだったけれど。
コイツ、笑いやがった。
「何で、浮遊を
『ウケケケケ』って何よ!
石ころを笑うようにして、どうすんの!!」
錠前さんがガバッと起き上がった。ううん、水上さんも大きな口を開けたまま、ショック状態。
「魔術の
……岬さんは魔術の
「そうそう。ルナもそう思う!
錠前と同じ意見なのは嫌だけど、
「自然属性がずば抜けて良いなら、ギリギリCクラスなのは仕方無いかな。
でも、小学校高学年になったら、もうCも難しいはず。
Cの子も、
……水上さんの
「は~い、縁。
石ころのテストで、一番
阿口さんも欠伸をしながら、付き合ってくれるようだ。真面目に答えよう!
「そりゃあ、タイムでしょ!」
「そういう馬鹿な男子みたいな考えだから、一セット目でミス三連
一学期一発目の石ころテスト、失格だったでしょ?
夏休みまで、練習したでしょ?」
「……しーたーけーどー」
「とにかく、鈴木さんの目標は、
王寺さんが笑っていた小石を黙らせるのに、
もう一度、
「……石ころよ、浮け」
<……ウケケケ?>
「石ころが錠前さんに助けを
「かわいそうに。
石ころだって、笑いたくないよね?」
「縁。
フワフワ浮くのをイメージ出来ていないんじゃない?」
夜十時過ぎまで、年輪小と東木目小三年女子たちのきめ
何とか、石ころが<ウケ>とも言わなくなった。
笑わなくなった石ころがちょうど浮き上がって、錠前さんのお布団の上をクルクル
「はい、もう寝なさいねー」と平岡先生に言われた瞬間も。
<ウケ>と笑わなかった。
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