第5話
少し経って、救急車とパトカーが到着した。
レンくんは担架に乗せられると、そのまま車の中へと運ばれた。
警察官に事故の内容を尋ねられた私は、事故が起こった時の状況や、当て逃げ犯の車の詳細を伝えた。
「犯人の年齢はいくつくらいに見えましたか?」
「恐らく20後半ぐらいかと」
「印象に残っている顔のパーツとかってありますか」
「…メガネかけてて、髪の毛は……、
…あ、似顔絵描きましょうか?」
「え?」
唐突な私の言葉に少し驚いていたが、
警察官は「お願いします」と私に紙とペンを用意してくれた。
車種やナンバーも既に伝えてあるから、既に犯人の特定は可能だと思うけど、情報は多いに越したことはないとペンを走らせた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます