第39話 幻想装備たちの不思議なダンジョン攻略―6

エクスカリバー:

「ムラマサ君、来てくれるかな?」

ムラマサ:

「俺をか・・・?」


・意外な抜擢に聞かれたムラマサ本人が驚き質問で返してしまう。

それに対しエクスカリバーは理由を持って返答した。


エクスカリバー:

「キミの有する“因果特攻”は役に立つと思ってね」

ムラマサ:

「因果つっても逸話やら何やらで後付け付与みたいなモンだろうに・・・」

エクスカリバー:

「後付けでも甘く見てはいけないよ。多分、キミの存在は割と重要になるかもね」


・若干悪っぽい笑みを浮かべるエクスカリバーに怪訝な表情を浮かべながらも納得は一応したのであった。

それを見たエクスカリバーは続ける様にメンバーの選出を行う。


エクスカリバー:

「次いではバルムンクくん、オーケー?」

バルムンク:

「竜退治の可能性であるのなら任されよう。そして、全てを倒してしまっても構わんのだな?」

ジュワユース:

「フラグ臭いからやめようかそういうの」


・軽く冗談を言うジュワユースを余所にエクスカリバーは更に続ける。


エクスカリバー:

「あとは――――カドゥケウス、いいかい?」


・エクスカリバーの言葉にフードを被っていた魔法使い風の男性が視線を向ける。


カドゥケウス:

「支援役ということか。了解した伝令係も必要だろうしね」

エクスカリバー:

「理解が早くて助かるよ。さて、後の面々には地上の魔物たちを任せたい所だけども」


・そう言うとエクスカリバーはガラティーンの方へ視線を向ける。


エクスカリバー:

「ガラティーンは地上部隊で頑張ってくれるかな?」

ガラティーン:

「ハイ。太陽の騎士の剣の名に懸けて・・・蹂躙していきますわ!!」

アロンダイト:

「それだと悪役っぽく聞こえるのは気のせいかな?」

ダーインスレイヴ

「多分、気のせいじゃないと思うがな」


・そんな外野の戯言を余所にエクスカリバーは剣を抜く。


エクスカリバー:

「それじゃ後は・・・質問ある?」


・その言葉に誰も反応しないがエクスカリバーの抜刀に応じてその場にた各々が剣を取り出していた。


エクスカリバー

「――――それじゃあ、いこうか・・・!!」

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