第6話 聖剣エクスカリバーのダンジョン探索!!-6
・エクスカリバーの声に応える様に“盾子”と呼ばれた女性は
こちらの方へと振り返る。
・赤いジャケットを羽織ったガラティーンとは違ったストレートヘアーな
金髪が煌びやかになびくスラったとした体格ながらご立派な胸をお持ちな
抜群のスタイルの持ち主の女性だ。
・しかし、それ以上に目立つというか目を行くのが彼女の持っている盾だ。
・彼女と同等の大きさを誇っている。まさに巨大である。
・そんな巨大な盾を有する女性は【オリンポス天上軌道学園都市】の
生徒会に所属するイージスの盾の擬人化であるエイジスだ。
エイジス:
「誰かと思えばエクスカリバーか。久しぶりだな」
エクスカリバー:
「相変わらずデカ過ぎるんだよその大楯・・・」
エイジス:
「ワタシに向けての第一声がそれか―――相変わらずの様だな、キミは」
・やや呆れた様子を見せながらもどこか嬉しそうな笑みを見せるエイジス。
・その後、エクスカリバーの背後にいたアロンダイトとガラティーンにも声を掛ける。
エイジス:
「アロンダイトにガラ子も元気そうだな」
アロンダイト:
「エイジス先輩もお元気そうで」
ガラティーン:
「だからガラ子はやめてくださいと――――」
エイジス:
「キミ達もゴブリン退治かい?」
アロンダイト:
「いえ、実は―――」
エクスカリバー:
「気分転換にダンジョン攻略しにきた!!」
・後輩の言葉を遮る様にエクスカリバーはえへんとドヤ顔を両方行う。
・その様子に頭を抱えるアロンダイトとため息を付くガラティーン。
・エイジスは予想は付いていたのか特にこれといった反応を示さないまま、
アロンダイトらに会話を振る。
エイジス:
「相変わらず振り回されているなキミら」
アロンダイト:
「まあ、先輩の無茶ぶりは今に始まってませんから」
エクスカリバー:
「おい(# ゚Д゚)」
ガラティーン:
「そういう盾子センパイはどうしてここに?」
・抗議するエクスカリバーを無視してガラ子は盾子に質問を振る。
エイジス:
「最近、ゴブリンたちが慌ただしい動きをしているということを
キャッチしてね。すぐ動けそうだったのがワタシだけだったからという訳さ」
エクスカリバー:
「真面目だね~相変わらず」
エイジス:
「いつも猪突猛進に何事も突っ走ているキミには負けるさ」
エクスカリバー:
「それほどでも~(某五歳児の様な照れ笑いをする)」
アロンダイト:
「先輩、褒めてないですよ多分・・・・・・」
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